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山

作品情報 Work Information

町田の試みている自身初めての銅版画は、詳細な技法、材料に至るまで、まさにレンブラントの用いた古典エッチング(腐食銅版画)技法そのものです。
 固形グランドを直接ダバー(グランドを塗布する為の伝統的な道具)で銅版に塗り込んで行く、この古典技法は、町田の繊細な針(ニードル)の動きを余すことなく銅版に刻みつけます。
 そして腐食液につけ込む腐食時間は、いつもわずかに1分たらず。
 常識では考えられない超短い腐食時間は、繊細を極めた描線へほんのわずか腐食による凹を作ります。そして、そこには、最低限のインクしか版は、受け付けません。
 描線というより、痕跡に近いようなわずかな線の集積を町田は愛おしむかの様に造形へと昇華させて行きます。
 画面に描かれる人物は、みな子供のようで、また人形のようでもあり、どこか中性的です。
巨視的なまでにおおらかな表面と、顕微鏡で見たような繊細に描かれた部分の描写との対比が魅力的です。

作家情報 Artist Information

1970 群馬県高崎市に生まれる
1994 多摩美術大学絵画科日本画専攻卒業
1999 前橋アートライブコンペ'99 グランプリ受賞
2006 アーティスト・イン・レジデンス・プログラム「ARKO」(大原美術館、岡山)で滞在制作
2007 第四回上毛芸術文化賞受賞, The Sovereign Asian Art Prize 2007を受賞
2008 文化庁芸術家在外研修員としてデンマークで滞在制作

[主な個展]
2000 "Amsterdam galleries celebrate the Japanese connection", Gallery acWitteveen、アムステルダム
2001 シブヤ西武美術画廊、東京
2002 Gallery Station、フランクフルト, ギャラリー北村、東京('03), 新生堂、東京
2003 ギャラリーブロッケン、東京
2005 「町田久美」西村画廊、東京
2006 「町田久美新作展」西村画廊
2008 「Kumi Machida - ことばを超えて語る線」、高崎市タワー美術館, "Snow Day" 西村画廊
2010 "Stories from a Cold Country" 西村画廊

[主なグループ展]
1999 「明日をひらく絵画 第17回上野の森美術館大賞展」上野の森美術館、東京
2001 「新生展」新生堂、東京(新生賞)
2003 「日本ーウクライナ芸術文化祭」、ウクライナ国立芸術家協会付属美術館、キエフ
2004 「日本画二人展 町田久美・中村ケンゴ」、西村画廊
2005 「VOCA展 2005」上野の森美術館('07),「Childhood Revisited」M.Y. Art Prospects、ニューヨーク
2006 「MOT アニュアル No Border-「日本画」から「日本画」へ」東京都現代美術館
 「第三回東山魁夷記念 日経日本画大賞展」ニューオータニ美術館、東京,「日本画ってなあに?-見て・知って・ナットク」高崎市タワー美術館、群馬(-'07)
2007 「ARKO2006作品公開 北城貴子・町田久美」大原美術館、岡山
 「選抜奨励展2007」損保ジャパン東郷青児記念美術館
2008「MANGA! Japanske billeder」ルイジアナ現代美術館、デンマーク
 「ネオテニー・ジャパン-高橋コレクション-」霧島アートの森、鹿児島、札幌芸術の森美術館、北海道、上野の森美術館、新潟県立美術館、秋田県立近代美術館、米子市美術館、鳥取、愛媛県美術館(-'10巡回)
2010 「絵画の庭」国立国際美術館、大阪
 「大原美術館創立80周年記念特別展『大原BEST』」大原美術館、岡山
 「ARTISTIC CHRISTMAS vol. IV」高島屋新宿店10階美術画廊
 「SHINJUKUサザンライツ 2010-2011 Artistic "LOVE" Christmas ~10の言葉が紡ぐストーリー~」タカシマヤタイムズスクエア&新宿サザンテラス
 「DOMANI・明日展 2010」国立新美術館

作品名
Title a mountain
作家名 町田久美
Artist Kumi Machida

作品仕様 Work Spec

制作年
2011年
エディション
ED -/30 
サイン
あり 
技法
エッチング、アクアチント 
作品本体サイズ(縦×横)
42x34cm
作品の状態
良好 
額仕様
うかし 
額寸(縦×横)
47x39cm
お届け期間
約3週間 
特記事項
 
作品ID
20592 

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