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ロバート・ラウシェンバーグ

Robert Rauschenberg

ロバート・ラウシェンバーグ

ジャスパー・ジョーンズとともにネオ・ダダを代表するアーティスト。
抽象絵画と日用品や廃材などの物体を組み合わせた「コンバイン・ペインティング」と呼ばれる作品群で一躍注目を集めた。

1962年からは、写真や雑誌から切り出した多様なイメージを組み合わせ、それらをキャンバスに転写する「シルクスクリーン・ペインティング」を制作し始める。
ウォーホルより一足早くこのシルクスクリーンを用いた表現を展開し、ポップアートの先駆者として、1960年代以降の美術に多大な影響を与えたことは有名である。
1964年には、ヴェネツィア・ビエンナーレで最優秀賞を受賞し、アーティストとしての地位を確立する。1997年にはニューヨークのグッゲンハイム美術館で、2006年にはメトロポリタン美術館で大規模な回顧展が開催された。

版画作品が数多くマーケットに流通し、 価格帯は30-50万円くらいのものが多い。もちろん100万円を越すものも多く出品されており現代美術史上にその名を刻む巨匠だけに作品の価格は安定している。

まずは版画作品から始めて、巨匠の持つ複雑な世界観を味わってみてはいかがだろうか。