カートアイコン

EN / JP

ロイ・リキテンスタイン

Roy Lichtenstein

ロイ・リキテンスタイン

1923年ニューヨーク生まれ。
アンディ・ウォーホルと共にポップアートの代表的な画家。アメリカンコミックの一コマを拡大したような絵画作品で有名である。

太い輪郭線と原色を用いて単純だが強烈なインパクトを放つ漫画の表現を油彩で再現している。
特に、印刷インクによる細かなドットをまるで機械のように一つ一つ描写している点は、職人気質すら感じさせる。
遠目で見た時は、単なる平面に塗られた色彩に見えるが、近づいてみると無数のドットの集まりであることに鑑賞者は驚かされる。
「それは何かの絵のように見えるのでなく、物そのもののように見えるのです」とリキテンシュタインが語っているように、物自体の側面が強調され、アートの概念そのものを問いかけているようだ。

2015 年クリスティーズ・ニューヨークのオークションでは、作品が10億円で落札されている。
ポップアートを代表するアーティストとしてその地位は不動であり、世界の有名美術館でも所蔵作品の一つとしてなくてはならない存在だ。
鮮やかでポップな作風はインテリアとしての人気も高く、観る者を決して飽きさせない魅力を持つ。