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友成哲郎

Tetsuro Tomonari

友成哲郎

友成哲郎の作品を初めて見たのは、2012年に東京ユマニテでの個展であった。 サラリーマンや女子高生などに擬人化された鳥たちが終わることのない円形の道を走り続けている作品だ。

そこからさらに進化し、ペットショップに並んだネズミ、カエル、カメなどの小動物が擬人化された作品が小気味よく並ぶ展示をIndependent Tokyoで見たことがタグボートで取り扱いをするキッカケとなった。

友成の作る、顔が人間で身体が動物といった作品が気味悪く見えないのは、擬人化された動物がおしゃれな服をまとっていることにある。 気味悪いどころか、逆に可愛く感じてしまうのがまさに友成ワールドだと言えるだろう。

擬人化された動物の違和感を包み込むような優しさが作品に感じられるのは、髪の毛を一本一本植毛したりという作品に対しての思い入りや丁寧な作業がそうさせるのかもしれない。 これからも注目の作家であり続けることは間違いない。