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プリミティヴな思想に貫かれ、強烈なイメージの喚起力に満ちた画家フランチェスコ・クレメンテ。
彼自身は次のように語っています。
「皮膚は肉体の内側の空間と外側にある共有地だということだ。それは両側から共有される空間のようにも思える」
「私は女性であると信じています。つまり男性は女性であり、女性は男性であると信じているのです。けれども元々これは絵画の最も古いテーマの一つなのです」(※)
本作はこうしたクレメンテの原始的な要素とパトスが凝縮された、存在感あるエッチングといえるでしょう。
一つのユニークなドローイングから、実に多様な表象を想起させることのできる、何度見返しても魅力的な作品です。

※『バイエラーのまなざし:印象派から現代へ・美の系譜100年』 編集:北海道立近代美術館、ハウステンボス美術館、京都市美術館、日本テレビ放送網 発行:日本テレビ放送網 1996

Untitled

Untitled
SOLD OUT

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エッチング

サインSignature
あり Yes
EDITION
75
制作年Year of Creation
不明年
サイズSize
59.5x 120.5 x3cm
作品の状態Condition
マットにごくわずかな汚れ、作品に波打ち有。
額仕様Frame Specification
木目/マット
額寸Frame Size
86x 145.3x 0cm
納品期間Shipping Time
約2週間
特記事項Notices
作品IDItem ID
8776

Profile

1952年、イタリア、ナポリ生まれ。
クレメンテは80年代初頭、イタリアで起こったアート・ムーヴメント「トランスアバンギャルディア」の中心的存在。
当時、このムーブメントの代表作家と呼ばれていた、クレメンテ、クッキ、キアという3人のいずれの頭文字もCだったことから、しばしば「3C」と呼ばれた。
ウォーホルとも親交の深かった彼は、84年にウォーホル、バスキア、クレメンテの三者で共作を行ったりもしている。
また彼の作品には人物画が多いが、その中でも「自画像」が有名。86年MoMAでの個展を皮切りに、94年パリ・ポンピドゥーセンター、97年メトロポリタン美術館、2000年ニューヨーク・グッゲンハイム美術館ほか、美術館での個展多数。
日本でも1994年にセゾン美術館で個展が行われているが、この展覧会を観てファンになったという方も多いのでは。
現在、クレメンテはイタリア、ニューヨーク、マドラス島にアトリエを構え制作を行う。

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