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70年代から写真を撮り始めたゴールディンは、エイズ(HIV/AIDS)に侵され始めた80年代から90年代の米国やヨーロッパの都市を舞台に、彼女自身とその友人、愛人や親しい人々の姿にシャッターを切り続けた。ゴールディンの撮影した麻薬と暴力と性に依存する濃密な光景は。常に作者自身もその環境の傍観者ではなく、まさに参加者であることを示している。ゴールディンによる私生活の描写は、後続する世代の写真家に広範な影響を及ぼしたといえよう。
ナン・ゴールディン
Nan Goldin
チバクローム