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ディケンズの小説を映画化した「大いなる遺産」。そこで展開されるフランチェスコ・クレメンテの 作品に魅了された人も多いフランチェスコ・クレメンテ。 イタリアはナポリ出身で現在はニューヨーク在住。独特の粗いタッチで描かれる人物像は人気が高い。 今回のエッチングで制作された作品は、サイズも大きめでクレメンテの世界観を味わうのに最適です。
フランチェスコ・クレメンテ
Francesco Clemente
エッチング/アクアチント
etching, aquatint
1952年、イタリア、ナポリ生まれ。 クレメンテは80年代初頭、イタリアで起こったアート・ムーヴメント「トランスアバンギャルディア」の中心的存在。 当時、このムーブメントの代表作家と呼ばれていた、クレメンテ、クッキ、キアという3人のいずれの頭文字もCだったことから、しばしば「3C」と呼ばれた。 ウォーホルとも親交の深かった彼は、84年にウォーホル、バスキア、クレメンテの三者で共作を行ったりもしている。 また彼の作品には人物画が多いが、その中でも「自画像」が有名。86年MoMAでの個展を皮切りに、94年パリ・ポンピドゥーセンター、97年メトロポリタン美術館、2000年ニューヨーク・グッゲンハイム美術館ほか、美術館での個展多数。 日本でも1994年にセゾン美術館で個展が行われているが、この展覧会を観てファンになったという方も多いのでは。 現在、クレメンテはイタリア、ニューヨーク、マドラス島にアトリエを構え制作を行う。