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バチェラーは紙切れのコレクター、子供の落書き、捨てられたメモ、外国のレシート、手紙、フランス語やスペイン語はおろかヘブライ語のものまで、目に留まって失敬してもかまわないものはもらってくる。中華料理屋で最後に出てくるフォーチュン・クッキー、日本で言うおみくじだが「遠方より慶事来る」なんてものまでとってある。それら材料をコラージュして、その上にこれもどこかで見つけた花の絵をなぞって描く。これが彼の基本的な制作方法だ。同じようにして原画を作り拡大して版画にしたのがこの「無題」。コラージュの質感がよく出ているのがユニーク。

無題

Untitled
SOLD OUT

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シルクスクリーン

Silkscreen

サインSignature
あり Yes
EDITION
ED 9/250ED 9/250
制作年Year of Creation
1993年
サイズSize
94x 69 x3cm
作品の状態Condition
作品の所々に僅かな汚れ、折れシワがあります。Good
額仕様Frame Specification
*
額寸Frame Size
103.1x 78.4x 4.1cm
納品期間Shipping Time
約3週間
特記事項Notices
※既存の額でのお渡しとなります。額に僅かな汚れの付着、キズがあります。9月2日までのSALE価格となります
作品IDItem ID
27290

Profile

ボルチモアの美大卒業後、ニューヨークに出てクーパー・ユニオンで学んだバチェラーの作品は、子供が描いた下手くそな絵としか見えない。
それもそのはず実際に子供の絵を模写し、そのスケッチをもとに制作されるのだ。
ほかにもトイレの落書き、精神病患者の絵、古いコミック、中華料理店の紙ナプキンなど、自分では描けそうもない面白い形や、想像もつかないイメージを見つけてきては、スケッチして集めておく。
制作はコレクションしたスケッチの中から、慎重にいくつかを選び出して構成することから始まる。
一見無雑作に描かれたかに思われる画面は、実は念入りなイメージの選定作業とその配置に十分な時間がかけられているのだ。
たまたま出会った人に、何か絵を描いてもらい、それを材料とすることもある。
素朴なコミュニケーションとシンプルなものの持つ美、そしてさまざまな組み合わせ。
彼の作品が評論家たちからトゥオンブリ、ライマン、そしてラウシェンバーグやシュヴィッタースと比較され賞賛される理由はそこにある。

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