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1992年に発表された「星」シリーズは、チリのアタカマ砂漠にある国際研究センター、 ヨーロッパ南天天文台(ESO)が写したネガから、アーティストが大型プリントに仕上げています。 漆黒の宇宙と星の白が際立つ美しい作品です。 同シリーズ作品が栃木県立美術館所蔵。
トーマス・ルフ
Thomas Ruff
写真
1958年、ドイツ、ツェル・アム・ハーマーバッハ生まれ。ゲルハルト・リヒターやアンゼルム・キーファーを輩出したことで知られる名門、デュッセルドルフ美術アカデミーの出身。給水塔の写真で有名な、20世紀ドイツを代表する写真家ベルント&ヒラ・ベッヒャーの元で写真を学ぶ。これまでには大判カラーによる友人のポートレート、夜空の星、ヌードなどをテーマにした写真を発表。1982年以降、世界各地の美術館・ギャラリーで80回以上の個展を開催、美術館での作品コレクションも多い。トーマス・シュトルートやアンドレアス・グルスキーなどと並んで、ベッヒャー・シューレ(ベッヒャー派の意味)を代表する作家の1人。