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川上秀行

Shugyo KAWAKAMI

川上秀行

川上秀行は、仏教美術と漫画文化を、現代美術の文脈で捉え直した作品を制作している。
これまで仏教は日本の伝統芸術と密接に関係してきた。しかし伝統的な形式の反復だけでは接続できないのが現代美術である。それゆえに、彼は僧侶また美術家として仏教美術を再考し、漫画文化を取り入れることで新しい表現を試みているのだ。阿吽の構造で対となった作品やCTスキャンされた大日如来の尊像など。そこには漫画表現によって現代の知覚や感性が取り込まれ、ユーモアあふれる仏教美術が提示される。

2008年に多摩美術大学卒業後、総本山智積院にて修行。2010年に総本山智積院 ・智山専修学院(真言宗智山派)を卒業し、2011年多摩美術大学大学院美術研究科を修了。

国内外の展示やアートフェアに積極的に参加するほか、2012年より仏教・現代・美術グループ「S-va-ha」のメンバーとして舞踏や読経によるライブパフォーマンスやビデオインスタレーション、映像作品の制作も行なっている。今後の国際的な活躍に期待が高まる。