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Namiko Kitaura

Namiko Kitaura

Namiko Kitaura

フリーランスとして日本、イタリア、イギリス、フランスを拠点に活動を続けている写真家である。

高校卒業後、1996年に絵画を学ぶためイギリスに渡ったが、そこで方向転換をして写真家を目指すことになった。 University of the Arts Londonを卒業後にイタリアに渡り、ベネトン社主宰のアーティスト・イン・レジデンスFABRICAでは日本人初の写真家としてスポンサーを受け経験を積んだ。

その後もロレアル、キャノン、資生堂、など多数の企業からスポンサーを受けることになる。国内外の有名ブランドやファッション誌、広告を手掛ける傍ら、作家として社会に潜む様々な問題と向き合い、その裏にある言葉にならない感覚や感情を独自の撮影手法にて視覚化してきた。

ヨーロッパに滞在した経験から、ルネッサンスアートにも通じる極めて優れた美的感覚を持つ一方、自身の体の奥底に眠っている感情を作品の中にも見せている。

物事の表面からは見えない感情の流れを、写真を用いて表現することにも北浦凡子は長けている。
作品はコンセプチュアル(概念的)というより、感覚的であり、日本の自然観や美意識、死生観などを写真を通して表現しているのだ。 花や人物をモチーフとした幻想的な世界や、世界各地でとらえた広大なランドスケープを写し出し、一枚の写真に繊細な感情を込める写真家なのだ。

日本国内では、最も老舗の現代アートギャラリーである東京画廊BTAPの取扱いアーティストでもあり、今後もグローバルな活躍が期待できる写真家の一人である。

お気に入りの作品が見つかったならば、必ず押さえておいたほうがよい。

落ち着いたときに買おうと思っても、そのときには手が出なくなっている可能性が高いであろう。